正月の飾りはいつまで飾るの?意外と知らない飾り方や処分方法3選

正月になると、多くの人は実家に帰省しますよね。しかし「今年は旦那の実家に行く事になった」となると、旦那さん側で正月の手伝いをしなければなりません。

そのときに多くの人が困るのが、お正月飾りです。

今までお正月飾りをした事のない人にとっては、飾り方はあまり馴染みはないですよね。

なので今回は、お正月飾りはいつまで飾るのかについて紹介します。

 

あきな
お正月の飾りについて、詳しくご紹介しますね♪
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正月の飾り!いつから飾るのが正しいの?

お正月飾りとは、その名前の通り正月に向けて飾られるものです。もちろん正月に向けてですから、元旦には飾り終えてなければいけません。

ですがお正月飾りは、一体いつから飾るのが正しいのでしょうか?

なのでまずはお正月飾りは、いつから飾るのが正しいのかについて紹介します。

正月の飾りは、いつから飾るの?

お正月飾りは、基本12月26日から28日までに済ませるのが原則です。

年末はクリスマスもあって忙しいですが、正月に飾るものは全てこの28日までに飾らなければなりません。それも「八」という漢字は昔から末広がりと呼ばれていて、縁起の良い数字とされています。

そもそもお正月飾りの目的自体が、1年の幸せを招く事が目的です。

だからまず、飾りを飾るのにも、幸運を招くために予め準備をしなければいけません。しかも28日を過ぎてしまうと、俗にいう悪い日が立て続けに続いてしまうんです。

そのため末広がりである28日までには、お正月飾りは済ませておく方がいいといわれています。ですがお正月飾り自体は、12月13日以降ならば、原則良いとされています。

特に飾るのが大変な門松などは、13日を過ぎてから出しておいても問題はありません。

正月の飾りで縁起が良い日とは?

先程も紹介しましたが、お正月飾りで縁起が良い日は28日で、末広がりの日ともいわれます。

なぜ28日なのかというと、28の8の字は「八」と漢字で書きますよね。この八の字が上から下に広がっているため、末広がりの象徴として日本では扱われています。

だからこそ未来に向けて、幸福が来るようにという意味も込めて28日の末広がりが良いとされているんです。

同じ8がつく18日が最も縁起が良いとされないのも、この末広がりの由来があるからこその意味です。

正月の飾りを飾ってはいけない日とは?

正月の飾りを飾ってはいけないのは、28日以降です。

理由としては、29日は二重苦を表しているからというのが一般的とされています。しかし理由は、それだけではありません。

お正月飾りを1日だけ飾ったり、元旦の前日に飾るのは一夜飾りといわれています。

この一夜飾りというのは、歳神様に失礼にあたるため、決して良いとはいえません。だからこそ31日は当然なのですが、30日も旧暦では大晦日になるので一夜飾りになってしまいます。

縁起の事を考えると、やはり正月の飾りは28日までに飾っておきましょう。

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正月の飾り!いつまで飾るの?

お正月飾りは、よその家などを見て察せる事もありますが、いつまで飾るかについては疑問に思う人は多いでしょう。

稀ではありますが10日を過ぎても、お正月飾りを飾ったままの家を見た事がある人はいると思います。反対に3日を過ぎたら、すぐに飾りつけを片付ける家庭もあります。

なので、お正月飾りは一体いつまで飾るのかについても紹介します。

正月の飾りは、いつまで飾る?松の内の期間

お正月飾りはいつまで飾るのかというと、松の内の期間が深く関わっています。

今現在、松の内の期間とはあまり聞く事はありません。松の内の期間というのは、お正月飾りを飾る期間の事をいいます。

神仏のならわしで、昔はよく正月の飾りを片付けるときは祈願も込めて燃やす地域もあるんです。その風習をどんと焼きという名前で、今も伝わっています。

ですが、このどんと焼きだけでなく、松の内の期間というのも実は地域によって変わってきます。

だからお正月飾りをいつまで飾るのかが分からない場合は、その地域に住む親族に聞いてみましょう。

松の内の期間は地域で異なる

先程も紹介した通り、松の内の期間は地域によって異なります。しかし地域によって変わるといっても、大体の目安というものはあります。

その目安とは、1月7日までと1月15日までの地域に分かれているんです。

なぜこんな2つに分かれているのかというと、関東と九州、そして関西に分かれているためです。関東や九州の地域では、1月7日までにお正月飾りを片付けます。

一方関西では、1月15日までにお正月飾りを片付けるという違いがあります。

しかし、あくまでこれは地域ごとでの目安です。この2つの目安を考えると、松の内の期間は小正月である1月15日が妥当といえるでしょう。

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お正月飾りを片付ける日とは?

お正月飾りをいつまで飾るのか分かったのならば、後は片付ける日だけが問題です。実はこのお正月飾りを片付ける日も、細かく決められています。

門松やしめ縄は、出来るだけ片付けた方が良いといわれている地域も少なくありません。では、他のお正月飾りは一体いつまでに片付ければいいのかについても紹介します。

お正月飾りは松の内の期間の最終日に行う

松の内の期間の話を聞くと、お正月飾りを片付けるのは松の内の期間のいずれかでいいと思えるでしょう。ですが、それは大きな誤解です。

お正月飾りを片付けるのは、松の内の期間の最終日の朝とされています。地域によっては、このお正月飾りを片付ける日も違ってくるんです。

別の地域では、お正月飾りの片付けは松の内の期間の前日という地域もあります。だからお正月飾りを片付けるのも、地域や家ごとによっても違いが出るんです。

ただ飾りの量によっては、松の内の期間の最終日の朝にするのは難しい場合もあるでしょう。

そんなときは、予め前日から片付けるという方法もあります。しかし、習わしやしきたりを重視するのなら、やはり風習にならった方が良いでしょう。

鏡餅はいつまで飾るの?

お正月飾りは多くありますが、その中に鏡餅があります。つまり鏡開きはいつまでなのかという事ですが、最近で七草粥の日に合わせる家庭も多いです。

他にも、松の内の期間の最終日に食べるという家庭もあるそうです。では鏡餅は一体いつまで飾るのか、これについても紹介していきます。

鏡餅も地域によって片付ける日が違う

結論からいうと他の正月飾りと同じく、地域によって片付ける日が違います。ですが、他の正月飾りと違って少し複雑な日数計算になっているんです。

例えば松の内の期間が1月7日までの場合、1月11日に片付けて鏡開きをします。また松の内の期間が15日の場合だと、1月20日に片付けて鏡開きをするという違いがあります。

なぜ松の内の期間を終えてから、数日置くのか、地域によって日数に開きがあるのか気になりますよね。実は、鏡開きをする日が1月11日と1月20日だという習わしだからなんです。

だから7日までにお正月飾りを片付ければ、11日に鏡開きをすればいいといわれています。

正月の飾りの処分方法とは?3選

お正月飾りはいつまで飾るか、いつまでに片付けるかも問題ですがお正月飾りの処分も疑問ですよね。

恐らく物によっては来年も使うかもしれませんし、捨てる物もあると思います。

松飾りはともかく、しめ縄や羽子板、破魔矢などはどうすべきか悩む人はかなり多いです。では一体、お正月飾りはどう処分すればいいのか、再利用していいのかについても紹介します。

どんど焼きで処分

お正月飾りの処分の仕方1つめは、どんど焼きで処分する事です。

先程も単語だけ出ましたが、お正月飾りはどんど焼きで処分するという方法があります。どんど焼きというのは、お正月飾りを燃やして願いを捧げる行事の事です。

地域によっては、お祭りとしてやっている地域もあるので、そのどんど祭りの際に処分する事もあります。

特に学業成就や無病息災に効果があるので、受験生の子供がいる家庭はどんど焼きをしたりする事も少なくはありません。

ゴミとして処分

お正月飾りの処分の仕方2つめは、ゴミとして処分する事です。

お正月飾りをどんど焼きに持っていけなかったり、どんど祭りが行われていない地域はゴミとして処分する事もあります。

方法としては、まず処分するお正月飾りを半紙の上に置きます。その上からしっかりと塩を振り、合掌するのが一般的です。そしてゴミ袋に入れる際には、他のゴミとは分けて捨てましょう。

大きなお正月飾りの場合はばらして、可燃ごみとして出せば問題ありません。ですがゴミとして処分する場合は、必ず感謝を込めてから捨てて下さいね。

再利用して来年も使う

お正月飾りの処分の仕方3つめは、再利用して来年も使う事です。恐らく松飾り以外は、再利用して来年を使う家庭の方が多いと思います。

それもやはり自治体によっては、お正月飾りを捨てられないという理由が多いです。他にももったいないという理由もありますが、保管は丁重にしなければなりません。

半紙に包むのは当然ですし、これも塩をきちんと振っておくのも良いでしょう。ただ来年も使う場合は、飾りの状態をまた飾るときに確かめる事が必要です。

まとめ

今回は、お正月飾りはいつまで飾るのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?

お正月飾りを飾るだけでなく、片付けなども地域によって違う事が分かってもらえたと思います。だから旦那さんの実家でお正月の飾りをする場合などは、必ずその地域に合った飾り方に合わせなければなりません。

お正月の飾りをする際は、やはり予め旦那さんに聞いておきましょう。

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