私たちの周りには、たくさんの油の種類があります。その中でも身体に良いとされている、えごま油があります。
実は、えごま油って、たくさんの種類があります。その中には、同じ名前のえごま油でも、危険な物があるんです!!!
今回は、えごま油を使ってみたいと思っている、あたなのために。えごま油の危険なメーカー、効果や選び方について詳しくご紹介していきます。
えごま油の危険なメーカーとは?
えごま油に、危険なメーカーがあるのは知っていましたか?
韓国産や中国産のえごま油は『高温焙煎商品』が多いので注意が必要です。
えごま油は、高温に弱く酸化が早い、とてもデリケートな食品です。なので高温にさらされると、えごまの良い成分が失われてしまいます。
外国産のえごま油を購入したしたところ、色やにおいが、おかしいと感じた人もいました。
そこで、ちゃんとしたえごま油であるか調べてほしいという依頼を、国民生活センターへ。調べてもらったところ、脂肪酸の組成が、大きく異なるものがあったのです。
栄養価が損なわれているえごま油があるので、注意した方が良いですね。
やはり国内の物が、安心で安全です。
もちろん国内以外の物が、全て危険と言うわけではありません。 良いものもたくさんあります。
きちんとした、えごま油かどうかは、見た目では分かりません。だからこそ、ネットなどで下調べをしたり、商品情報をきちんと見て、購入したいですね。
えごま油の正しい選び方
えごま油は、ダイエットやアトピー改善などにも効果があるとされています。なので、気になっている方も多いですよね。
しかし、スーパーなどには、国産だけでなく、外国産のものも販売されています。
種類がたくさんあるので、どの商品を選べば良いのか迷ってしまいますよね?
ということで、アドバイスではありますが、えごま油の正しい選び方を紹介しますね。
国産のものを選ぶ
やはり安心安全のは、国産のものですよね。そして無添加のものを選びましょう。
国産のものは、少し値段が高いですが、食すものなので背に腹はかえれませんよね。
注意してほしいのが、えごまは外国産で、製造は国内と言うものもあります。えごまも製造も、国産のものを選んでくださいね。
αーリノレン酸の含有量が60%以上のもの
このαーリノレン酸は、必須脂肪酸の1つです。そしてαーリノレン酸は、人間の体内で作ることはできません。
なので、普段の食事から、取り入れる必要があるのですね。
成人が1日に摂取するべきオメガ3脂肪酸の量は、1.6〜2.4グラムとされています。
この量は、えごま油で置き換えると、小さじ1杯分に相当するんです。ちなみにイワシで摂取しようとすると、約2匹……。
毎日は、なかなか食べられる量ではありませんよね。
αーリノレン酸の含有量は、えごま油のボトルの裏側などに記載されているので、しっかりチェックしましょう。
えごま油の搾油方法が『低温圧搾法』
えごま油の搾油法は、いくつかあります。
『加熱搾油法』は、加熱して搾っています。そして、この加熱搾油法は1度に大量の搾油ができるので、コストを抑える事ができます。
しかし高温で搾油するので、αーリノレン酸が壊れやすく、酸化しやすいのです。
『低温圧搾法』は、圧力をかけて搾っています。『生搾り』と、言われるものですね。
この低温圧搾法は、加熱をしないので、大事な栄養素を残したまま搾油する事ができます
えごまは熱に弱く100度以上になると、αーリノレン酸が壊れてしまいまうのです。なのでえごま油は、低温圧搾法で搾油された、えごま油を選びましょう。
容量やパッケージもチェック
製造方法も大事ですが、えごま油を選ぶときは、容量やパッケージにも気を使いましょう。
家の蛍光灯の光や熱でも、劣化が進みやすいのです。
遮光瓶に入っていて、なおかつ、外箱が付いているものが良いですね。遮光瓶とは、茶色や緑色の瓶の事です。
それと、えごま油は開封後2〜3カ月で、賞味期限切れとなるものが多いです。
賞味期限までに、使い切れる容量のものを選びましょう。そして保存方法ですが、冷暗な場所で保存しましょう。
熱にも弱いので、冷蔵庫がオススメですね。
えごま油には、たくさん種類があり、中には『偽物』と言われるものもあります。
身体に良いと思い購入したものが、身体に悪いものだとショックですよね。
上記に書いた、えごま油の選び方をポイントにして、納得のいく買い物をしましょう。
えごま油の効果効能について
えごま油には様々な、効果効能があります。紹介していきますね。
ダイエット効果
油はダイエットには、天敵というイメージがありますよね。しかしえごま油に含まれるαーリノレン酸には、ダイエットに嬉しい効果があります。
それは、代謝を活発にして、脂肪を燃焼しやすくする効果があるのです。ダイエットにピッタリの効果ですよね。
アレルギー抑制効果
αーリノレン酸が体内で変化すると、EPAやDHAになります。
このEPAやDHAには、アトピー性皮膚炎などのアレルギーを改善してくれる効果があるんですよ。
アトピー性皮膚炎だけでなく、喘息など、いろいろなアレルギーに効果があります。
学習機能への効果
えごま油に含まれるαーリノレン酸には、脳機能を改善する効果もあります。
αーリノレン酸の摂取により、学習機能が高まることが、実験で分かっています。 そしてDHAは、脳内の抗酸化酵素を活性化させてくれます。
酸化ストレスから、神経組織を保護してくれるのです。
動物実験では、DHAの投与が、加齢による脳の能力低下を、回復させるという結果も出ました。
なので、認知症やアルツハイマー病の予防に、つながることが期待されています。
えごま油には、さまざまな効果効能がありましたね。しかし、身体に良いからと言って、過剰摂取は良くありません。
たくさん摂取すると、もっと良い効果が得られるのでは??と感じる人も多いですよね。それは間違いです。
摂取しすぎると、かえって身体に悪影響になる場合もあります。忘れないでくださいね。
えごま油の効果効能が得られるのは、1日『小さじ1杯程度』です。
摂取の仕方を間違えなければ、身体にいい事ばかりなので、是非取り入れたいですね。
えごま油を摂取する時の注意点とは?
身体に良いえごま油ですが、摂取の仕方に、少し注意しなければなりません。
えごま油は熱に弱いので、炒めものや、煮物、揚げ油には使えません。熱を加えると、αーリノレン酸が酸化してしまいます。
酸化すると、トランスサン酸脂肪に変わってしまいます。トランスサン脂肪は、肥満になりやすかったり、アレルギーが出てしまうのです。
全く反対の成分に、変わってしまいます。
もう1つは、えごま油は発泡ポリスチレンの容器を変形させる効果があります。
あなたの周りにも、発泡ポリスチレンの容器はありますよね。そうです。納豆やカップ麺の容器です。
えごま油を直接、納豆やカップ麺に垂らすと、穴が開いてしまう可能性があります。
実は、他の油にも持っている効果ですが、えごま油は特にその力が強いんです。
なのでカップ麺にえごま油を垂らしてお湯を注ぐと、火傷してしまう可能性があります。発泡ポリスチレンの容器には、十分に注意してくださいね。
まとめ
身体に良いとされる、えごま油ですが、搾油方法によっては良い効果効能が期待できません。むしろ、身体に悪い成分を摂取している場合があります。
あなたの少しの注意で、その危険は回避する事ができます。
下調べや商品情報をしっかり見て、身体に良いえごま油を選びましょうね。