節分に恵方巻きを食べる意味や由来とは?面白い話し3選

節分といえば、恵方巻きを食べるのを楽しみにしているのでは?

でも、皆さんこの恵方巻き、なぜ食べるのかその意味や由来知っていますか?

実は、良く知らないという人も多いでしょう。

そこで、今回は節分に食べる恵方巻きの意味&由来をご紹介します。恵方巻きに関する面白い話を知りたい方、必見です!

 

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節分といえば恵方巻を食べる風習ですが、どんな理由なのか?詳しくご紹介しますね♪

 

 

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節分に恵方巻きを食べる意味や由来とは?

恵方巻きの由来をご紹介する前に、節分という行事について解説します。

節分は、日本の年中行事です。この節分は年の変わり目のことをさします。

その昔、節分の日に恵方をむいて食べると縁起がいいと言われていました。そして、節分の日に恵方をむいて食べるための食品がたくさんありました。

例えば、恵方寿司や丸かぶり寿司、吉方寿司などです。さらに、関西では商売繁盛や無病息災を願って巻きずしを丸かぶりする風習がありました。

この節分と関西の風習が混じり合って恵方巻きを節分に食べる風習ができたと言われています。

その他にも、海苔や寿司の関連業界の広告や花街の遊びも恵方巻きの由来と言われています。

そもそも、1960年暖までは節分の恵方巻きは関西でもそれほど知られていませんでした。節分の丸かぶり寿司が大阪で知られるようになったのは、大阪の鮓商熊井や海苔問屋協同組合の努力の賜物です。

そして、現在のように全国に広がったのはコンビニの販促によるものです。初めてコンビニで恵方巻を売り出したのは、兵庫のファミマでした。

もともとコンビニは1月下旬から2月上旬は売り上げが低迷していました。その売り上げをUPさせるために恵方巻きの販売を開始したのです。

販売するターゲットは、コンビニユーザーの一般男女でした。そして、その年の恵方をむいて巻きずしを丸かぶりすると縁起が良いと言って売り出したのです。この恵方巻きは西日本から浸透していき、今では全国にその風習が広がっています。

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恵方巻きの具材!7種類とは?

節分に食べる恵方巻きには、いろいろな具材が使用されています。

一般的な恵方巻きは7種類の具材が使用されています。その7種類の具材を以下にご紹介させて頂きます。

伊達巻

節分の恵方巻きに入っている伊達巻は縁起の良い食品です。

伊達巻の姿はまるで文書を巻いている巻物のような姿をしています。その巻物のような形であることから、学業に関する願い事が叶うと言われています。

伊達巻を恵方巻きに使う時には、一般的に外側に使用します。内側に使用するときには、財産をあらわす黄色の玉子焼きを使用します。

高野豆腐

高野豆腐の原材料は大豆です。

大豆は、古くから厄除けとして使用されています。高野豆腐はその四角い形と大豆を使用していることから災いをよける盾になぞらえられる縁起物です。

干瓢(かんぴょう)

干瓢はユウガオの果実を紐状に剥いて乾燥させた食品で、巻きずしの定番具材です。

その長い形状から長寿をあらわす縁起物として恵方巻きに使用されています。

胡瓜(きゅうり)

胡瓜も干瓢と同じく巻きずしの定番具材として使用されている食品です。

胡瓜の音は「九利」と同じであるため、九つの利益をもたらしてくれると言われる縁起物とされています。

鰻(うなぎ)

鰻は、どんな環境下に置かれても上に昇って行こうとする修正があります。

その習性から出世をあらわす縁起物として恵方巻きの具材として使用されています。さらに、鰻はその長い形状から干瓢と同じように長寿をあらわす縁起物としても喜ばれています。

椎茸(しいたけ)

その昔、椎茸は高額で貴重な食品でした。

それゆえ、椎茸は神様へのお供え物として扱われていました。さらに、椎茸の形状が陣笠に似ていることから、健康や元気をあらわす縁起物として扱われています。

サクラ田麩(でんぶ)

サクラ田麩は、胡瓜や干瓢と同じく巻きずしに良く使用される具材です。

春をイメージさせる桃色の色合いは、願いが叶う幸運の色と言われています。

基本的な恵方巻きの具材は、上記の7種類です。現在は、そのほかにも鮭やマグロ、ツナやレタス、カニなども使われることがあります。

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恵方巻きの食べ方とは?

恵方巻きは、太巻きを切らずに丸々一本食べるのが決まりとなっています。

なぜ、太巻きを切ってはいけないのかというと、そこには縁を切らないという意味が込められているからです。

節分に恵方巻きを食べる時は、その年の恵方をむいて無言でお願い事しながら食べます。

なぜ、無言なのかというと、おしゃべりをすると運が逃げて行ってしまうと言われているからです。

恵方巻きの恵方とは?

そもそも、恵方巻きの恵方とは何なのでしょうか?

それは、その年の福徳をつかさどる歳徳神、年神様がいらっしゃる法学のことをさします。

この歳徳神、年神様のいらっしゃる方角には、たたり神がやってこないと言われています。節分に毎年変わる恵方にむくことで人々は幸せを願っていました。その年の恵方を決めるのは、陰陽道を使って決めます。

陰陽道とは陰陽五行説をもととする思想です。

陰陽五行説とは、すべての事象が陰陽と木、火、土、金、水の5要素の組み合わせで成り立つとする思想です。

陰陽道は5~6世紀ごろ中国から日本に伝わった思想で、仏教や浸透にも影響しています。この陰陽道は日本で独自に発達していきました。

日本では陰陽道で自然の兆しから吉凶を占っていました。その昔、調停では、陰陽寮という機関が作られていました。この機関は陰陽道に基づき、占いや天文、暦を担当していました。

陰陽師として有名な安倍晴明は陰陽寮の暦博士をしていました。

年神様がいらっしゃる方角である恵方はその年の十干によってきまります。ちなみに2020年の節分の恵方は西南西やや西となっています。

 

※節分に食べるものは恵方巻きだけじゃない!についても書いてます。
→「節分に食べる物!縁起が良い9つの食べ物が意外すぎる」について記事へのリンク

 

まとめ

2020年の節分の恵方は西南西やや西です。節分には、恵方巻きを購入して家族で恵方をむきながら丸かぶりしましょう。

その際には、運が逃げないように無言で最後まで食べきりましょうね。

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