「卒業式だけど・・・学校に行きたくない」
どうしよう・・・。
学校に行きたくない理由は、色々あるはずです。不登校になってしまっても、卒業式は出ないといけないのかな~?
親や先生が卒業式は出席しろと言ってくるかもしれません。
悩んでいる、あなたの為に。
今回は、不登校で卒業式に行きたくないときの対処法をご紹介します。
卒業式に行かない!それでも大丈夫なの?
もし、あなたが卒業式に出たくないなら出なくても大丈夫です。卒業証書や卒業証明書、記念品は後日受け取ることができるからです。
ただし、卒業証書授与式ではほとんどの場合欠席しても名前が呼ばれます。不登校の人と病欠や受験の人を区別したら不自然ですからね。
でも、どうしても名前を呼ばれたくない場合は学校に依頼すれば呼ばれずにすみます。
卒業式に行かない場合!どうしたらいいの?
不登校で卒業式に行かない場合、先生や親に出席するように言われていたらどう対処したらよいのでしょうか?
そこで、ここではどうしても怖くて卒業式に出席できない方のために、対処法をご紹介させて頂きます。
校長室など別室で行う
実は、卒業式に参加しなくても別室で卒業式の形をとるだけでもいいという妥協案を提案される場合があります。
先生から励ましの言葉を頂き、卒業証書を校長室での卒業式で受け取ることができます。
全体の卒業式に参加できなくても、この校長室での卒業式で一つの区切りをつけることができるでしょう。
校長室での卒業式は、本来の卒業式よりも短時間ですむため、心身への負担も軽減できます。
親や教師に卒業式参加を勧められたら?
親や学校の教師に卒業式への参加を進められる場合もあるでしょう。
また、自分自身でも学校にずっと行ってなかったけれど卒業式ぐらいは出たいと考えるかも。
そんな場合は、卒業式の一部のみに出席するという対処法を取ることができます。
ずっと、卒業式の空間にいじめられた同級生といるのは耐え難い苦痛でしょう。
例えば、卒業証書を受け取ったらすぐに退席するなど一部のみの出席なら我慢できるかもしれませんね。
卒業式の途中で退席するのは、ちょっと目立ってしまうかもしれません。でも、体調不良で退席する場合もあるので途中退席はそれほど珍しいことではありません。
途中入室して卒業式に参加する場合も、生徒たちの席ではなく後ろの方に座ればあまり目立たなくてすみます。
卒業式に参加する場合は、途中退席する場合であっても服装は制服で参加します。
いじめられた思い出が蘇り制服を着るのがつらいなどの理由がある場合は、先生と相談しましょう。そうすれば、制服でなくても卒業式に参加してよい場合もあるからです。
卒業式が終わり嫌な思いをしたら
嫌だった学校の卒業式が終わった後も、学校での嫌な思い出が蘇り辛くなってしまうこともあるでしょう。
そんなときの対処法を以下にいくつかご紹介させて頂きます。
アルバムを処分
別室や途中入退席での卒業式が終わった後も、辛い気持ちは拭い去れないかもしれません。
特に、卒業アルバムや制服などの学校での思い出の品は残っていると辛いでしょう。
そんな時には、制服や教科書、卒業アルバムなど学校の思い出の品は思い切って処分してしまいましょう。でも、親はもしかしたら記念だから取っておいた方がよいというかもしれません。
社会人になったら卒業アルバムを見返したりする機会はほとんどありませんの大丈夫ですよ!
卒業アルバムを見ながら思い出に浸ることもそう度々はありません。自分が残しておいてもつらくない思い出の品だけ残し、それ以外の物は捨ててしまいましょう。
物を捨てると、辛い思い出を心から切り離しやすくなります。さらに、卒アルを捨てれば辛かった学校生活はもう終わったのだと実感することもできます。
学校に行かなくて良いので前向きに
公立の小中学校は、出席日数に関係なく卒業することができます。
日本は中学までが義務教育なので、そのあとは働いたり進学したりと自由に選ぶことができます。
高校は公立や私立がありますが、N高校というネットを利用した高校も選ぶことができます。
N高校は通信教育で高校卒業資格が取得できるうえに、大学受験勉強もできます。
通信制のネット高校N高校から六大学や国立大学に進学した生徒さんもいらっしゃいます。
人生はみんな同じ道を歩むわけではないのです。なりたいものは人によって違います。
いじめにあっていた学校を卒業したらもう学校に行かなくてもいいのですべてを前向きに考えましょう。
そして、これからはなりたい自分になれるように進路を決めていけばいいのです。
まとめ
学校でいじめにあうというつらい体験から不登校になってしまう方は多いでしょう。
その場合、卒業式に参加することさえつらい思い出になってしまいかねません。
無理に卒業式にみんなと参加するよりも、別室での卒業式も選択肢の一つにしておきましょう。さらに、卒業証書や記念品、卒アルは郵送で送ってもらうことも可能です。
できるだけつらい思いをしないように、親や先生に頼んで対処してもらいましょうね。