今、新型コロナウィルスの影響で、マスクをつけて出勤する人が多いですよね。ですがメガネをかけてマスクをつけると、どうしても眼鏡が曇ってしまいます。
メガネが曇ると視界は真っ白ですし、正直何も見えません。
では、なぜメガネをかけてマスクをするとメガネが曇るのでしょうか?
今回はメガネが曇る理由と、マスクを付けてもメガネが曇らない対策について紹介します。
マスクを付けるとメガネが曇る理由とは?
マスクを付けると、メガネが曇る理由というのはあまり知られていません。
まだマスクを付けたばかりであればメガネは曇らないのに、時間が経つと曇るため非常に面倒ですよね。ですが、ある簡単な理屈でマスク付けるとメガネは曇ります。
まずメガネが曇る対策の前に、マスクを付けるとメガネが曇る理由について紹介します。
メガネが曇るのは結露が原因
マスクを付けるとメガネが曇る理由1つめは、結露です。
よく冬にストーブをつけると、窓は温度差による結露で濡れてしまいますよね。マスクを付けてメガネが曇るのも、この結露が原因で曇る事が証明されているんです。
例えばメガネをかけてラーメンを食べるときなども、ラーメンの温度や湯気が水蒸気になる事で、メガネが曇ります。それと同じ原理で、周囲の温度差による結露がメガネの曇る理由です。
マスクの内側は蒸れているので、その水蒸気が上へといく事でメガネが曇ります。
なので、メガネが曇らないようにするには、この結露をどうにかしなければなりません。
マスクと顔の間にできるスペースが広いから
マスクを付けるとメガネが曇る理由2つめは、マスクと顔の間にできるスペースが広いからです。
先程も紹介しましたが、マスクの内側というのは蒸れています。そのため、そのマスクの内側の水蒸気がマスクから漏れ、結露ができてメガネが曇るのです。
しかし、よく考えればマスク内からの水蒸気がマスクから漏れなければ、結露は発生しません。そう考えると結露ができやすいのは、マスクと顔の間にできるスペースが広いからだと考えられます。
実際マスクをメガネで押さえて、マスクと顔の間のスペースをなくすと、メガネは曇りません。だから、マスクを付けた状態でメガネを曇らせないには、マスクと顔の間にできるスペースに配慮が必要です。
マスクを付けてもメガネが曇らない6つの対策
マスクを付けるとメガネが曇る理由は、結露である事はよく分かったと思います。しかし結露が原因だと分かっても、対策はかなり限られているんです。
ですがその数少ない対策は、どれも手軽でできるものです。
では、マスクを付けてもメガネが曇らないようにするには、どうすればいいのかについて紹介します。
1.マスクと顔の間にできるスペースを小さくする
マスクを付けてメガネが曇らない対策1つめは、マスクと顔の間にできるスペースを小さくする事です。
マスクのせいでメガネが曇るのも結露が原因なので、マスク内の水蒸気を外に出さなければ結露はできません。だから、マスクと顔の間にできるスペースを小さくすれば、曇る事は少なくなるのです。
しかし絶対にスペースを作らない事はできないので、多少水蒸気が漏れてもそう曇る事はありません。なので、メガネの淵で押さえるなど、そういった対策が必要です。
2.マスクを折り曲げる
マスクを付けてメガネが曇らない対策2つめは、マスクを折り曲げる事です。
最近のマスクは、ワイヤーが張ってあるものが多いですよね。
そういったワイヤーが張ってあるマスクをただつけると、当然ですが顔とマスクの間に大きな隙間ができてしまいます。なので、マスクをつける前に半分に折って、ワイヤーごと折り曲げると隙間は少なくなります。
中には菌がより入らないように、マスクのワイヤーを波状に折ってから使う人も多いです。そういった人は、普通にマスクを付ける人より、メガネが曇る事は少ないそうです。
マスクに貼ってあるワイヤーを上手く活用して、隙間をできるだけなくしましょう。
3.マスクを二枚重ねで使う
マスクを付けてメガネが曇らない対策3つめは、マスクを二枚重ねて使う事です。先程紹介した方法では、完璧に結露は防げません。
今度紹介するのは、ワイヤーが張ってあるマスクとそうでないマスクの二枚を使った対策です。
方法は簡単で、ワイヤーが張ってあるマスクの上に、ワイヤーの張っていないマスクを重ねるだけでできます。
このとき注意したいのが、内側に付けるワイヤーのないマスクは外側のマスクより小さくする事です。内側のマスクが外側のマスクが大きいと、またマスクの重ねた部分から水蒸気が出てしまいます。
こうして二枚重ねをすると、ワイヤーと顔の間から出る水蒸気を内側のマスクが受け止めてくれるんです。ですが、マスクを二枚も重ねるのは少し金銭面的や物資的にも難しいかもしれません。
せめて内側に付けるマスクだけを変えて、マスクの消費を抑えましょう。
4.マスクをティッシュで押さえる
マスクを付けてメガネが曇らない対策4つめは、マスクをティッシュで押さえる事です。先程、マスクを二枚重ねする事で水蒸気の漏れを防ぐ事を紹介しています。
しかし、マスクの二枚重ねではなく、ティッシュで押さえる事で結露を防ぐ事もできます。方法も簡単で、マスクのワイヤー部分の所にティッシュを重ねて、マスクを付けるだけです。
マスクの二枚重ねとは違い、暑苦しくはありませんが、ワイヤーの張ってあるマスクでないとできません。
なので、この方法はワイヤー付きのマスクを使っているときにおすすめします。
またティッシュがずれる事もありますが、それもきちんと押さえておく必要もあります。
5.曇りどめレンズを使用する
マスクを付けてメガネが曇らない対策5つめは、曇りどめレンズを使用する事です。
最近ではメガネが曇る事への防止に、曇りどめレンズがメガネ屋で売っています。
今多くのメガネ屋では、曇りどめのレンズが売られていますが、購入するにはメガネを買う必要があります。そのため、他の方法とは違い、かなりの金額がかかってしまうのがデメリットです。
ですが曇りとめレンズは、あくまで曇り止めコートという加工の1つです。だから普段は、普通のメガネとして使う事もできます。
メガネ屋によっては性能が異なるので、新しくメガネを作る際には事前にリサーチしておきましょう。
6.曇りどめマスクを使用する
マスクを付けてメガネが曇らない対策6つめは、曇りどめマスクを使用する事です。曇りどめレンズはとても便利ですが、あまり手軽に買えるものではありませんよね。
しかし最近では、曇りどめマスクというのも販売されています。曇りどめマスクとは、あらかじめマスクの上部にノーズクッションがついているマスクです。
種類によっては、ワイヤーの部分をプレート状態にする事で顔との間に隙間を作らないものもあります。
元々メガネが曇らないようにするものなので、性能はかなり高いです。ドラッグストアなどで売られているため、非常に手軽に購入できるのも曇りどめマスクの良いところです。
ただ少し値段が高い上に枚数が少ないので、こちらも少し金銭面的に余裕がある場合におすすめします。
まとめ
今回はマスクを付けてメガネが曇る理由と、メガネが曇らない対策を紹介しましたが、参考になったでしょうか?
マスクを付けていて、メガネが曇るのはよくある事ですが、方法によっては曇りにくくなります。方法や対策こそ少ないですが、ちょっとした工夫で対策はできるのでイライラは減ります。
マスク着用が必須な今、メガネが曇ってイライラする人は、ぜひ今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。